• ごあいさつ

     私たちは宇宙空間の一つの星、地球に生命体として誕生し、数億年を形状を変え生きてきました。しかし、人類として足跡を残して、わずか数十万年の時間しかたっていません。現在、地球生命体の頂点に立つ我々に問われている地球環境対策は、国レベルではなく地球全体を俯瞰する問題ではないでしょうか。
     日本に眼をむければ、1970年代の全国総合開発計画「日本列島改造論」は土木技術を優先させて、国土の姿を一変させてしまいましたが、同時に全国的に公害を発生させるなど、周辺環境に対する配慮にかけていた開発であったことを反省させました。そうした社会的背景の中で理学を学んだ人々により、日本で始めて建設関連コンサルタンツが誕生しました。我々は理学(地形・地質・海洋・生態)で学んだそれぞれの専門を工学として各種調査マニュアルを作成し、その後の国土開発・保全に大きく貢献して参りました。
     近年はイノベーションにより、数値地図の構築や、GISを駆使した各種シミュレーションによる自然災害(土砂災害・洪水・地震災害)に対して対策の可能性が見えてくるなど明るい兆しも見えております。
     そうした背景のもと、私たちは「未来のために、豊かな地球環境創りに貢献する」のスローガンのもと、皆様と共に努力して参りたいと思います。

  • 事業コンセプト

    安心安全な国土造り
     日本列島は約7割を山地が占め、急峻な地形と火山列島のため、山地地域では火山災害・土砂災害(地すべり・斜面崩壊・土石流)、低地では洪水氾濫・地盤液状化・津波災害など、安心安全な地域は極く限られていると言えます。即ち、日本列島は「自然災害王国」であり、寺田寅彦は「災害は忘れられたる頃来る」と述べていますが、最近の状況からは「災害は忘れないうちに次々とやってくる」が実体ではないでしょうか。
     近年記憶に新しい災害事例でも、阪神淡路大震災(1995)、東日本大震災(2011)、御岳山噴火(2014)、鬼怒川水害(2015)、熊本地震(2016)等の大災害が挙げられます。
     私たちは、こうした災害の教訓から学んだ多くの知見から、国土の自然災害の潜在的危険性と危険地域を科学的に調査することにより、減災に向けた強靱な国土造りに貢献したいと考えます。事業概要 地理調査について ▶

  • 事業コンセプト

    自然との共生
    わたしたち人類が科学のめざましい発展と共に、豊かで快適な近代社会を築き上げた反面、その歩みの中で、地球環境を少なからず犠牲にしてきたことは衆知の事実です。前世紀に失ったものの大きさへの反省から、地球環境の保全・再生の活動が国際的レベルで展開し、かけがえのない美しい地球を次の世代へと伝え、人と自然が共生できる社会を創造したいと考えます。人間は他の生物と同様に、自然の一部であることを基本コンセプトとし、よりよい地球環境づくりに貢献します。 事業概要 自然環境調査・土壌汚染対策について ▶

  • 事業コンセプト

    都市再生に向けて
    都市は人間が社会生活を営み始めると同時に建設され、人間活動の場として、時代・地域に応じた重要な役割を果たしてきましたが、今日ほど都市が繁栄し、同時に関心がもたれた時代はありませんでした。現代は文明の水準や社会体制の相異を超えた都市化の時代であり、多くの人口が都市に集中し生活を営んでいます。都市という人間社会の活動の場は、あらゆる面で高い活動機能の確保と、それらの活動がもたらす自然・社会・文化に対する侵害を軽減するように要求されます。このような課題をすべて都市に関する問題と考え、私たちの会社は「だれもが安心して快適に暮らせるまちづくり」に貢献します。事業概要 都市計画について ▶

  • 事業コンセプト

    GIS(地理情報システム)の構築と利活用
     地域計画・施設管理業務において、アナグロ情報(紙地図)での検索・加工・更新は極めて困難なものでしたが、近年のコンピューター化社会においては、こうした情報はデジタル化(情報の電子化)され、内部的なユーザーだけではなく、外部のユーザーとも通信ネットワークにより、情報の相互利用ができるようになりました。また、情報も標準化が進み、流通させることによりGIS(地理情報システム)利用コストが低減するほか、行政・民間を問わず業務の質的向上を図ることや、これらの情報を利用した新産業の創出が期待される新しいGIS社会が到来しました。私たちの会社は、早期からこうしたGISシステムを導入し、官庁・研究機関のユーザーはもちろんのこと、幅広く一般ユーザーに対して、利活用の普及とシステムの汎用性を追求して参りました。今後は、こうした実績をもとに、より一層、社会資本整備に向けた業務に役立ちたいと考えます。事業概要 地理情報システムについて ▶


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